ワンちゃんにも人間と同じ美味しいものをあげたい・・・なんて思う飼い主さんは多いと思います。しかし、愛犬の健康を保つためにも、本当にその食べ物を与えてもいいのか見極める必要があります。
今回は、犬に納豆を与えても問題はないのか、解説していきます。
犬に納豆を与えても大丈夫!
まず、犬に納豆を与えることに関しては問題ありません。
納豆は人間同様、犬の健康維持にも良いと言われています。
具体的に病状が改善されたというレポートはありませんが、病気を防ぐための健康食の一環として与えることにはポジティブな見解を示す識者が多いようです。
ただし、付属品の「からし」や「たれ」を混ぜたものは与えてはいけません。
素材の味だけで楽しませてあげてください!
納豆をあげてはいけない犬がいる?
大豆アレルギーかも?
犬にも人間と同じように食品アレルギーを持っている場合があります。
納豆の原料は「大豆」で、大豆アレルギーを持つ犬もいます。
食べ物を与える前に血液検査をしてアレルギーの有無を確認する飼い主さんは多くないと思います。
また、アレルギー食品を与えてアナフィラキシーショックで死亡した例も聞いたことがないので事前検査は正直大げさかな・・・と思うところがあります。
ということで、アレルギーかどうかを見極めるために「納豆1粒」から与えてみましょう。
きっと納豆の美味しさに「もっとちょうだい!」と催促がくるかもしれませんがグッと3分こらえてください。
3分経過して耳の中や毛の薄い場所の肌が赤くなったり、腫れぼったくならなければ一先ずアレルギーの心配はないでしょう。
お薬飲んでませんか?
また、お薬を飲んでいるワンちゃんにも与えないほうが得策です。
納豆の成分により薬の効能を弱めることがあります。
具体的には「血栓予防薬」と「鉄剤」を服用するワンちゃんには納豆をオススメできません。
納豆を与えていい量
納豆は体に良い食品ですが、与えすぎは良くありません。
1kgの子には3g
5kgの子には7g
10kgの子には16gほどにします。
我が家のパグには納豆パックに詰まっている1/9ほどを与えてます。
量が少なくてかわいそう。。。と思う方は、ひきわりにして見た目の量を増やしてあげるといいかもしれません!
口は臭くなる?
納豆を与えると確かにあの納豆特有の香りが愛犬から漂います。
そのため毎日のおやつとして与えることはあまりおすすめしません。
月に数回、サプリがわりのおやつとして与えるのがいいと思います。
納豆に含まれる栄養
最後に、納豆に含まれる栄養をご紹介します。
大豆サポニン
抗酸化作用・免疫力向上・血流改善が期待できます
食物繊維
大豆よりも発酵させた納豆の方が食物繊維は豊富です。豊富な食物繊維は便秘知らずのワンコには効果抜群すぎて逆効果なのであげすぎは禁物です。
ビタミンK
血液凝固・たんぱく質の代謝・骨にカルシウムを沈着させるなどの役割を果たす必要不可欠な栄養です。
犬はビタミンKを体内で合成できますが、1日の必要量をそれだけでは補えません。食事でビタミンKを補う必要があります。
そのほか、納豆キナーゼなどの栄養が人の体には良いとされていますが、犬への影響はあまりわかっていません。
終わりに
いかがでしたか?大豆アレルギーのことも頭の片隅に置きつつ、愛しい我が子に食の冒険を味わってもらうことも楽しい時間になるはずです。
もしかしたら大興奮するほどの好物になるかもしれません!!
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