やったら病気に繋がることしてませんか?
大切に育てているつもりでも、「実は病気に繋がってること」を無意識にやってしまっている時があります。
今回は、「良かれと思って」やってしまっていたこと、「無意識にやっていたこと」に関して、改めて注意して欲しいと思い、小型犬にやったら【ソレダメ】なこと3つお伝えして行きます。
1、階段を昇降させる
階段を登らせたり下らせたりすることはいい運動になるように聞こえますが、実は、小型犬の後ろ足の膝を脱臼させる恐れがあります。
パテラとは
この、後ろ足の膝のお皿がずれてしまうことをパテラという呼んでいます。
パテラは激しい運動で発症するイメージもありますが、一番大きな原因が階段を上り下りさせることになります。
小さい犬にとって階段の昇降などのイレギュラーな運動が「激しい運動」となるわけです。
なのでいつものお散歩コースに長めの階段や急な階段がある場合は、必ず抱っこするようにしてください。
パグもパテラを発症する
階段が好きなわんちゃんもいますし、私の飼ってるパグも階段を上り下りするのが好きなんですが、お友達のパグちゃんがパテラを発症した話を聞いてからは、階段を昇降させていません。
パグにしてはすごく活発な子で、いろんなところを走り回って、どこでも全力疾走みたいな身軽な子だったようです。
ある日突然「くーん」と痛そうな鳴き声をあげて歩けなくなってしまい、よく見ると後ろ足を地面につけずに曲げたままです。
病院に連れて行ったらパテラと診断され、脱臼グセがついてしまった上に1週間以上大人しくしなければならなくなったようです。
痩せ型のパグちゃんは活発な子が多く、軽いから足に負担がなさそうだなと思いがちなんですけど、脱臼は簡単にします。
パテラの二次災害
パテラを発症した犬は、痛かった記憶に打ち負かされてしまうことも多いです。
犬にとっても「痛かった記憶」は脳裏にこびりつくので、些細な出来事で「もしかしたら痛いかも?」と実はなにも問題ないのに痛そうな鳴き声をあげてしまうこともあります。
当然飼い主としては心配なので病院に連れて行ったりしますが、結局なにも発症してないので「再診料」を無駄に取られて終わることもあります。
パテラになりやすい犬
パテラはトイプードルに多い病気らしいですが、そのほかにポメラニアン、チワワ、ヨークシャテリアも発症しやすいそうです。
2、正しくない抱っこ
間違った抱っことは
2つの手でワンコを掴んで足をブラブラとさせて持つと危ないです。
この抱っこはかなり不安定で、ワンちゃんも暴れやすくなりますし、腰への負担がとても大きいです。
正しい抱っことは
本来であれば、写真のように、密着させるように抱っこして片手はお尻を支えてあげることがベストです。手で支えてあげないと、腰に負担がかかってします。必ず手を添えてあげるようにしてください。
我が家のワンコの場合
ちなみに、我が家のパグはとても前抱っこが好きです。お散歩中に抱っこするとき、最初は先ほどのように抱っこするのですが、途中から自分で体制を変えるようにグイグイ動いて前向きに方向転換しています。
どちらにせよ、必ずお尻を手で支えてあげましょう。
3、四肢をつけずに地面に下ろす
チワワとかに多いんですが、小型犬は脱臼するリスクが高いので、抱っこ状態から降ろして歩かせる際に、四つ足が地面にきちんと着いた状態になるまで手を離さないでください。
下ろそうとした瞬間に飼い主を蹴って自力で地面に飛び降りるわんちゃんもいますが、実際は結構危ないです。
鈍臭いパグは顎を打つ時もあります・・・。
特にチワワとか小さいわんちゃんに対しては必ず四つ足が地面居着いたことを確認してから話してあげてください。
もしも、ワンちゃんにしてしまっていたら、今日からは気をつけてあげてください。
予防できるものはきちんと予防して、医者いらずの健康ドッグライフを叶えましょう!
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